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埋蔵物
2023-12-08
お疲れ様です。
吉野ケ里遺跡の通称「謎のエリア」から
国内最古級の青銅器鋳型が出土したニュースを見てワクワクしています。
日本は鉄器と青銅器が同時期に入ってきたのですが、
鉄器を作る技術はあっても材料が砂鉄等しかなかったため、青銅器も長く使われていました。
くわえて、制作してすぐの青銅器はいわゆる新しい10円玉がピカピカしているようなものなので、
黄金のような色味をしています。
土器と異なる金属の輝きは、さぞ特別に映ったことでしょう。
鋳型ということはそれを用いて青銅器を作っていた証拠なので、
ここで作られた物がどのように使われていたのか、とても気になります。
吉野ケ里もそうですが、古くから人が住んでいる土地は
掘れば掘るだけ何かしらの痕跡が出てくるものです。
とはいえ、何かしらが出てきてもその調査費用は基本的に施工主持ちですし工期は延長しますから、
おいそれと歓迎しづらい面もあります。
ちなみに埋蔵物発見は市町村や文化庁に報告しなければ罰則があります。
ご注意を。
貴重な発見をきちんと届出てくれる方々のおかげで、
こうして歴史が紐解かれていきます。
ありがたい話です。
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